スキルをUPするためには、自身の能力に見合った目標の設定と達成すべき期日を決めることです。
《目標の設定》
まず、 1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後と期間を区切って設定します。
ケガや病気や障害の程度を踏まえた内容となります。
具体的に例をあげてみましょう。
選手の場合ですが
*ランキングに関係ある競技の選手は1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後に何位になっているのか。
*タイムを競う競技の選手は1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後に何秒になっているのか。
*距離・高さを出す選手の場合は1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後にどのくらい記録を更新しているのか。
いたいという希望ではなくているという強い意志で目標設定します。
この目標設定が自主的にできないと、ケガから復帰しても現状維持止まりの可能性が高いです。
周りの選手もレベルアップしていると考えられます。
よって、試合に出られる人数は大会ごとに決まっているため、規定に達していなければ参加することは難しいです。
(特別推薦枠などは除きます)
次世代の選手も追ってきていますので、今までより更に工夫した練習等を実施しなければ、いくら目標設定をしても結果につながりません。
年齢や体力を考慮し、想像力を最大限に生かし、自身の現状の立ち位置を冷静に判断し、それを受け入れて工夫した練習を行うことが大切です。
例えば膝をケガされて、自身で現状に見合った目標を設定し、治療やリハビリをしていたとします。
そのケガをした主な原因は、膝ではなく、身体の骨格や筋力の前後左右のバランスが悪いからです。
そのため、身体全体のバランスを整えた上で、患部(膝)だけでなく、体幹や股関節や足首(足関節)を強化することが必要です。
それにより、ケガが治癒したと同時に、身体全体をバランス良く強化した為、選手のパフォーマンスが自然に底上げされ、技術レベルもアップする可能性もあります。
よって、自身が設定した目標を超える成績が出ることもあります。
※まれに、あまりに高すぎる目標を設定する人がおりますが、自己過信しすぎるあまり現実感に乏しく、目標を達成するのは難しいと考えます。
《目標の再設定》
目標達成後の現状を直視し、個人の適応能力を高めることが求められます。
みんな才能があり努力している世界の中で、このまま自分のスタイルを貫き通すことで現状が打開できるのか。
また過去のスタイルは封印し、監督やコーチの意見に素直に耳を傾けて、レベルアップした次のステージに適応していくこと。
野球で例えるならば、ドラフト一位で入団しましたが、高校生のレベルでは最強だったとしても、プロの世界では高校時代のスタイルを変えなければ通用しないことが往々にしてあります。
プロで活躍するためには、何かしらの工夫や考え方の変化が必要となります。
《達成させるために大事なこと》
まず、ケガ・障害の程度を自身なりに 受け入れ、前向きに捉えていくことが大切です。
《目標の設定》にも記載しておりますが、あくまでも達成可能な目標を掲げることで、達成することにつながります。
ただ、目標があまりにも高すぎるとまるで夢物語になり、現実と目標とのギャップにより挫折してしまうこともあります。
段階を追って目標設定をしていますが、状態によっては早く達成できることもあります。
その場合、脳がブレーキをかけてしまい(達成できたと満足感を得てしまうこと)、中弛みを引き起こすことがあります。
よって期日よりも早く達成できた場合は、いくらでも目標の再設定を行い、積極的にイメージを膨らませ取り組んでいきましょう。
自身は何の為に、今このリハビリやトレーニングに取り組んでいくのか、目的の再確認も併せて行っていくことをおススメします。
《期日限定の必要性》
なぜ、目標達成に期日が必要なのか。
選手なら、個人の価値観ですが、プロとして活躍するため。
クライアントなら、現場復帰するため。
それぞれ目的は違いますが、期日を設定することにより、よりリアル感が出ます。
一日でも早く目標を達成しやすくなります。
私としても期日を設定したことにより、達成するためのアシストを考えますし、自身に期日指定のプレッシャーを与えていきます。
目標設定にあった手段を提供していても、結果を出すことができなければ手段の方向性を別の角度から工夫して考えていかなければならないので、期日指定が私は非常に大切なことだと考えます。
根気強さも才能だと考えますが、せめて一年、二年そして三年と区切りをつけ、活躍できるプレイヤーを目指すのであれば、進化しなければ目標の達成は難しくなります。
先日も、ゴルフの上級のアマチュアの方が、「プロにはなれたかもしれないけど、しかしプロになっても稼げないかもしれない可能性が高いので、残念ですがプロになることをすっぱりと諦め、安定したサラリーマンへの道を選んだんです。」と仰っておりました。
やはり、私が考えていた通り、その方の口から「とても残念ではあったが上には上が存在し、周囲とも相談の上、身の程を知るに至りました。」と言葉が出ました。
プロ野球で見てみると、これまた難しく、球団に入ったのは良いのですが、そこから活躍するのは更に難しいとデーター上でも出ております。
具体例をあげますと、2017年度の野球のドラフト会議も終了しました。
過去5年間にわたりドラフト1位指名の選手の活躍を12球団で見てみますと、結果を残すにはかなり難しいものがあります。
ドラフト1位で入団し、その後レギュラーで大活躍している目立った選手は、本年度(2017年度)FAを行使された日本ハム・大谷選手と、ピッチャーの人格と共に素晴らしい功績を収められた選手に贈られる【沢村賞】を受賞したGIANTS・菅野投手。
その他、それぞれ活躍されている選手も中にはおりますが、影響力が強く子供たちに夢を抱かせるような活躍をする選手は、極めて少ないのが現実です。
ここで、問題になるのは、ただプロになるのか、それともプロになって活躍することが可能なのかどうか。
それを早い段階で見極めることが大事だと考えます。