トレーニングの計画性と方向性


トレーニングを始める前の大前提としてとても大事な事があります。

まず、その日の選手の体調や精神の状態を、よく観察したりヒアリングをした上で、その日のトレーニングの計画を決めます。

何も問題が無い場合は当初予定していたトレーニングを始めます。

ですが、体調が優れない場合や、身体は元気なのに心が今ひとつ乗り気れないような場合は、その日の体調に見合ったトレーニングを処方していきます。

常に選手とは一定の距離感を保ち、励ましや激励は多少は必要なものの、精神的な調子を尊重し、決して強制や強要をしてはいけません。

トレーニングは義務と思ってはいけませんし、出来ないからと言って自分を責めたりネガティブな感情を抱かせないよう、トレーナー自身も義務や強制意識を感じさせるような言動は私は慎むようにしています。

競争意識を常に持っていていただかないと困りますが、あくまでも最終目標は通年を通して平均的に戦える体力であったり、ケガをしない身体に重きを置く必要があると思います。

 

このようにその日のトレーニング計画が完全に遂行される場合ばかりではないことを、選手やトレーナー自身にも受け入れる必要があると考えます。

トレーニングの際に私が必要としていること

【1】選手と挨拶を交わし、その日の選手の状態を把握します。

【2】その日のトレーニングの計画を分かり易く選手に説明します。

【3】脈拍の管理をします。トレーニング時は「220-年齢」の数値まで研究値では求められると申しますが、そこまで心拍数を上げる前に筋肉の方がオールアウトしてしまいます。

ですので私は、毎回トレーニング中に心拍数を測り、選手の筋肉の緊張状態を触診し、選手ごとにその日の心拍の上限を決めます。

その上で、心拍の上限ギリギリの範囲でトレーニング行っていただく方法をとっております。

個人の体調にもよりますが、心理的限界と肉体的限界があり、選手の性格気質を踏まえた上で実施します。

 

【試合中のトレーニング】

試合中は試合中心に物事を考え、上記の基礎トレーニング【1】でコンディション状態が把握できると思います。

基礎トレーニング【2】で更にその日のコンディションの状態が明確になり、トレーニングの種類・強度・回数を見極めます。

実際ゲームを行い、ゲーム終了時にウォームダウンを実施します。

ウォームダウン前後に脈拍を測り、次のゲームのインターバル等を考え実施するようにお願いします。